側弯症で5年間コルセットを装着し、大学病院の医師からもう治らないと言われた方のビフォー&アフター写真
千葉県からお越しの舞台女優のI様は、子供の頃から商業舞台に出演されていた実力派の女優さんです。
のびやかで綺麗な声をした可愛らしい方で、小さい頃からダンスや歌のレッスンもこなされてきました。
そんなアクティブで華やかなお仕事でご活躍のI様ですが、小学6年生の時に側弯症と診断され、5年間もの長い間コルセットを着けて不便な生活を送って来られました。
コルセットは入浴以外の時間は常に、ほぼ一日23時間は装着しなければならず、暑かったり息苦しかったりと大変な思いをしながらの生活です。
そんなコルセット生活と、学業と、激しいダンスや歌をこなす女優業をよく両立させて来られたなあと、頭が下がる思いです。
この、お医者さんの指示で装着する側弯症用のコルセットですが、これは側弯症を「治す」ためのものではありません。
単に「進行させない」ためのものです。
I様の場合、18歳になり、通っていた大学病院では「成長期が終わったのでこれ以上は進行しない」ということで、お医者さんからコルセットを外す許可が出ましたが、
この曲がった背骨や肋骨はお医者さんから「治らない」と断言され、
30度台後半くらいの角度でコルセットを終了されました。
けれど、バレエやダンスをされる時に片側の肋骨が飛び出てしまい、姿勢が崩れてしまうのがとても嫌で、
「治らない」とは言われたものの、諦めたくない思いを抱えて、何軒かの整体に通うなどされましたが、思わしい効果はなかったそうです。
当ブログの以前の記事でも解説していますように、側弯症というのは背骨が横に曲がっているのではなく、ねじれている状態です。
ですから、前後のS字カーブが横向きになるために、横に曲がっているように「見える」のです。
けれど、医学的にはその認識がないのか??
医学的にどう理解されているのか私はよく分かりませんが、
I様ご自身は、お医者さんから「背骨は曲がっているのではなく、ねじれている」という説明を受けたことがなかったそうです。
けれど、ある時I様の頭にふと「この背骨は曲がっているのではなく、ねじれているのではないか」という考えが浮かび、
そのキーワードでネットを検索して、偶然当院の解説記事にたどり着いたという経緯で、当院にお問い合わせがありました。
しっかりした文章でこれまでの経緯や側弯症の現状をご説明してくださり、
「ここに通うことで、少しでも改善することができるのか、率直に教えて頂けませんか」
と、切実で真剣な文章でのお問い合わせを頂きました。そこで、
「個人差はありますし、側弯の程度によっては完全に左右対称にするのは困難ですが、現状よりは必ず良くなります。
まずは一度お越しになりませんか?」
というような内容を、心を込めてお返事しました。
そのような経緯で、千葉県から片道一時間半以上かけて、当院にお越しくださることになりました。
以下の写真は、施術2回での背中の傾きの変化を撮影したものです。
施術前は両手を合わせて前かがみの姿勢を取って頂くと、背中が斜めに傾いていることが分かりますが、
これは側弯症によって身体がねじれることにより、左右の肩甲骨の出っ張り方が異なってしまうためなのですが、
施術後にはこの背中の傾きが改善していることがお分かりいただけると思います。
もちろん、施術では強い力を使ったり骨をボキボキさせるようなことは一切していません。
三回目の施術中は随分肋骨が自分から動き、肋骨自ら整ってくれました。
施術終了後、I様は上半身を左右にねじりつつ、
「あっ! すごくねじりやすいです!
以前は肋骨が歪んでいるせいで、ロックがかかったみたいに左にねじれなかったんですが、
ロックが外れて左にもスムーズにねじれます!!
呼吸も楽です!」
と驚きの声をあげられました。
I様ご自身の体感も、どんどん良くなっていることを実感して頂いています。
I様が書いてくださった感想です。(三回目の施術後に記入。クリックで拡大します。)
ご予約をする際の決め手
「・自分で側弯症について学ぶうちに、背骨自体が曲がるのではなく、ねじれているのではないかと感じ、調べると、ここのブログに同じような見解が書かれていたから。
・医者では治らないと言われているのに、「治せる!」と書いてあったから。」
お悩みの変化
(耐えられない状態を10、全く問題のない状態を0とした場合)
「側弯症とそれによる肋骨のねじれ 整体前10→整体後3
体ひねりの可動範囲 整体前7→整体後2
骨盤の歪み 整体前9→整体後3」
「今まで3つの整体に通いましたが、日々の体操が大変だったり、週に何度も来なければならなかったりと、金銭的にも時間的にも辛く、やめてしまいました。
しかし、ここは体操も手軽で、何よりも触っただけで魔法のように違和感から解放され、
目に見えて効果を感じました!
肋骨は前まで触っただけで明らかな段差があったものの、角度が格段に緩くなり、
左が行きづらかった体のひねりも、開いたみたいに、ストッパーがはずれたみたいに、
スムーズにねじれるようになりました!!
側弯症でもう経過観察の人も、コルセットこれからの人も、是非一度訪れてほしいです!!
側弯症もあきらめなかったら良くなります!!!
(整体師は)とても丁寧で穏やかで優しい方。
安心して体をあずけられます。
会話が弾んでしまうほど居心地が良くて、ここに訪れる時間はとてもリラックスできて好きです。」
I様、嬉しい感想をびっしりと沢山書いてくださって、本当にありがとうございました!
感想を拝見して、「整体師になって良かったなあ・・」としみじみ感じ、目が潤んでしまいました。
I様は5年間もコルセットを装着する不自由な生活を強いられ、
お悩みと闘ってきた時間が長い分、施術の効果への喜びもひとしおだったと思います。
私自身は自分が側弯症治療を受けたことはありませんので、側弯症外来での治療の現状を知りません。
ですから、側弯症の方がどれほど大変な思いをされているか、
そしてその結果治らないまま治療を終了することで、患者さんがどんなに失望しているか、
お客様から教えて頂くことで初めて現状を知ることが出来ている状態です。
I様が細かい字でびっしりと書いてくださった感想は、
治療の現状を痛いほどよくご存じの方から、同じ側弯症で苦しむ方への貴重なメッセージです。
このI様の思いを受け、身が引き締まる思いです。
コルセット着用で不便な生活を送っておられる方、
お医者さんから治らないと断言されてしまった方、
側弯症と診断され、これから治療を開始しようという方、
是非一度せせらぎにご相談ください。
側弯症があまりにも進行していて骨そのものが変形・骨折・脱臼しているような場合は、完全に左右対称にはできませんので、
正直に申し上げて、「全員を完璧に治します」ということはできません。
けれど、少なくとも当院にお越しになっている側弯症の方は、どなたももれなく一定の効果を得ていらっしゃいます。
一人でも多くの側弯症の方のお悩みに寄り添い、改善のためのお手伝いができれば、この上ない幸せです。
I様、このたびは写真の掲載をご了承くださり、貴重な感想とメッセージをお寄せくださり、本当にありがとうございました。
これからもI様のお悩みの解消のため、心を込めて施術させて頂きますので、どうぞよろしくお願いいたします。
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