スカートが回る人は骨盤や股関節に問題がある
こんばんは。整体処せせらぎです♪
さて、突然ですが、歩いているうちに履いているスカートが回ってしまう方はいらっしゃいませんか?
以前スーツを買いに行った時に、スカートのウエスト部分の内側にシリコンっぽいラインが入っているのに気が付きました。
店員さんが、
「スカートが回らないようにするための滑り止めなんですよ♪
画期的なアイディアですよね!
私もスカートが回ってしまうので、重宝しているんです。」
とおっしゃっていました。
私も当時は整体を勉強していなかったので、よくスカートが回っていました。
結局そのスカートは買いませんでしたが、確かに画期的だな、と思った記憶があります。
整体を勉強した今、スカートが回ることはなくなりました。
ところで、なぜスカートが回ってしまうのでしょうか?
歩いているうちに足の動きにスカートが引っ張られてしまうということは分かります。
でも、脚の動きは本来左右対称のはずです。
それなのに左右どちらかにスカートが回ってきてしまうのはなぜか・・・?
もうお分かりでしょう。
スカートが回ってしまう人は、脚の動きが左右対称ではないのです。
骨盤や股関節に問題があると、左右の脚の可動性に差が出てしまいます。
股関節の可動性の良い脚と、可動性の悪い脚が出てしまうのです。
もっと具体的に言うと、左右の歩幅が違ってきてしまいます。
ところで、もし左右の脚の歩幅が違っていたら、極端なことを言えば、同じところをグルグルまわってしまい、真っ直ぐ歩けなくなるはずです。
でも、真っ直ぐ歩けないという人はそんなにいないでしょう。
それは身体全体が上手くつじつまを合わせ、真っ直ぐ歩けるようにバランスを取るからです。
この場合、左右の脚の歩幅が異なる分は、より腰をねじることで歩幅を稼ごうとするのです。
例えば右足の歩幅が狭い場合、右脚の歩幅の狭い分、右の腰自体を前に出して、腰の動きで歩幅分を補うのです。
このような動きの左右差が、スカートが回るという現象となって現れるのです。
左右の脚の歩幅が異なってしまうのは、股関節の可動性に左右差があるからです。
でも、その股関節の左右差を生んでしまう原因は、骨盤の歪み(特に回旋)にあることが多いのです。
そして、上記のように、左右どちらかの腰をよりねじるような歩き方を続けていく結果、さらに骨盤の歪みが悪化してしまうことは明らかです。
スカートが回らないようにウエストに滑り止めをつけるという冒頭の画期的なアイディア。
女性の悩みに寄り添った、女性への配慮の行き届いたアイディアではありますが・・・(きっと女性が考えたんでしょうね)
身体からのサインを分かりにくくしてしまうとは、考えた方は思いもよらないでしょう。
(なんだか私も、こんなことを書いてごめんなさい、という気持ちです)
スカートが回ってしまうというのは、その現象だけで見れば、多少恥ずかしかったり不便だったりするだけで、深刻な問題ではありません。
でも、月経や妊娠・出産に関わる骨盤がいかに大切かは、ご存知かと思います。
骨盤の歪みが原因なのですから、スカートが回ると訴える方は、生理痛が酷い方が多いのも、うなづけることです。
現象の背後に隠されている問題の大きさを考えると、スカートが回ることは、女性にとって身体からの重要なサイン・警告なのです。
骨盤の歪みは、足や膝、背骨や頭など、思いもよらないところが原因となって起こります。
せせらぎでは骨盤の歪みをただ見かけ上整えるというだけではなく、骨盤が歪むその根本原因にアプローチしています。
お悩みの症状のある方、スカートが回ることに心当たりのある方、是非一度せせらぎにご相談くださいね✨
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