頭の骨が歪むとあごが鳴る(顎関節症によるあごの痛みやクリック音について)
お口を開閉する時に、あごが鳴るという方はいらっしゃいますか?
クリック音などと呼ばれているそうで、酷い方は口の開けにくさやあごの痛みも伴い、顎関節症との診断名がついたりします。
「異常が見つからない=精神的なもの」と見なされてしまう現実
歯医者さんや整形外科や接骨院などあれこれ通ってもダメ、しまいには「何も異常は見つからないから精神的なもの」と言われて、心療内科を紹介されることもあるのだとか。
私もかつて、顎関節症ではありませんが、かみ合わせが悪くて、同じような対応をされたことがありますので、どこに行っても異常がないと言われる辛さは経験済みです。
整体を勉強した今、これらの不調で悩む方は決して精神的に病んでいるのではなく、ちゃんとした原因があって辛い思いをされていることが良く分かります。
結論から言えば、あごが鳴るのは、頭の骨が歪んでいるからです。
頭の骨が歪んでいる時、必ず対応して、骨盤も歪んでいます。
これらの身体のバランスの狂いを感じ取れる繊細な感覚をお持ちの方が顎関節症に悩むことが多いので、精神的な問題とみなされてしまうのでしょう。
けれど、顎関節症は決して精神的なものではありません。
顎関節症の原因はバランスの狂いを感じ取れる繊細な体質にあるのではありません。
原因は頭の骨が歪んでいることです。
この事実を見誤ってしまうことが多いから、顎関節症でどこに行っても異常を見つけてもらえずに苦しまれる方が多いのでしょう。
とても残念なことです。
歯やあごの関節だけに着目していると、全身の大きな問題を見落としてしまう
こういう方は、お顔の左右の眼や眉の高さが異なっていることが多いのです。
そして、目や眉が下がっている側とは反対側の骨盤が下がっています。
お顔の歪みと身体の歪みは、このように、必ず対応しています。
あごが鳴るのも、あごが痛くなるのも、身体全体のバランスの狂いの結果として起こっていることです。
だからこそ、歯をいじったり、あごの関節をいじるだけでは解決しないのです。
ここで、頭の骨がずれているか自分で確認できる方法をご紹介しますね。
耳の後ろにある大きな出っ張った骨(乳様突起)の下を押してみて、左右どちらかに痛みがあれば、頭の骨がずれています。
ずれの酷い方ですと、この耳の後ろの出っ張った骨の大きさが左右で全然違うので、自分の手で触っただけでも大きさの違いが分かります。
この出っ張りの下を押すと痛かったり、出っ張りの大きさが違う場合は、あごの痛みやクリック音などの自覚症状がなくても、頭の骨がずれています。
そして、頭の骨にずれが見つかった方は、同時に骨盤も歪んでいるということになります。
頭や骨盤が歪んだ原因が何であるかは、おひとりおひとり異なります。
そのため、お身体を拝見してみなければ分かりません。
脚や膝の歪みのせいかもしれませんし、背骨の歪みがもしれません。
枕が硬くて頭を歪ませてしまうこともよくあります。
いずれにしても、歯やあごの関節だけに着目していると、全身の大きな問題を見落としてしまいます。
逆に言えば、全身を整えるという視点から身体を眺めていれば、顎関節症はそんなに難症例ではないということなのだと思います。
身体はすべて全身で影響し合って成り立っています。
症状のある部分だけが病んでいて、そのほかの部分は健康、ということはないのです。
ですから、せせらぎでは、どのような症状の方にも必ず全身調整を行うのです。
辛い症状を根本から治したい方は、是非一度せせらぎにご相談くださいね。
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