ブラジャーの害(大切なバストを守るために)
今日は下着の話ですので、不快に感じられる方もいらっしゃるかもしれません。
でも身体を守るためにとても大切な話ですので、どうぞご了承ください。
ブラジャーの害に関する論争
表題の通り、ブラジャーの使用と乳がんの発生率には因果関係があるとの研究報告があります。
すごいものになると、ブラジャーを1日12時間以上着ける女性の乳がんのリスクは、ブラジャーを使用しない人の21倍にものぼるという米国立癌研究所のデータまであるのです。
もし本当に21倍なのだとしたら、たばこの害よりもはるかにブラジャーは危険なのかもしれません。
ただしこのリスクに関しては論争もあるようで、それを否定する研究報告もあったり、どのような人を調査対象にするかで結果が変わってきたりもして、諸説あるようです。
関心のある方は「ブラジャーの害」で検索してみてください。様々な研究報告、それに対する反論等、色々な意見があることが分かります。
何を信じるかは人それぞれ、皆さんの自由です。
私自身は研究者ではないですし、乳がんの発生率が本当に21倍なのか、10倍なのか、2倍なのか、細かい数字にはあまり興味はありません。
ただ、ブラジャーが身体に良くないことは、日々整体の施術をしている身としても明白だと思っています。
明らかにブラジャーの影響だろうなあと思う身体の歪みのある方が、かなりの確率でいらっしゃるからです。
思いつくままでにブラジャーの害を挙げてみます。
① ワイヤーやアンダーのベルトが脇下のリンパ節を圧迫するため、バストに溜まった老廃物の出口をふさいでしまう可能性がある。
② 肋骨を締め付けることにより、深い呼吸を阻害する。(特にアンダーバスト周辺は肋骨の中でも呼吸に応じて開いたりしまったりする柔軟な骨なのです)
③ ②の結果、肋骨が潰れたり変形し、肋骨内部にある心臓に負担をかけたり、内臓を下垂させる。
④ 内臓下垂の結果、子宮や卵巣に負担をかけ、子宮や卵巣の病気や、不妊症の原因になる。
⑤ ブラジャーにバストを支えてもらう結果、バスト周辺の筋肉や靭帯が鍛えられず、バストを支えられなくなり、むしろバストが垂れる。
⑥ そもそも身体にとって、恒常的にゴムで身体の一部を締め付け続けることは、例え弱いゴムであっても身体にとっての持続的な刺激となり、病的な自律神経反射を起こす。(便秘・下痢・排尿異常・腰痛・側弯・動悸・たちくらみ・生理痛・子宮の異常・免疫疾患・自律神経失調・うつ・むくみなど)
などなど、思いつくままに挙げるだけでも、ものすごいものがあります。
(※⑥の「ゴムの害」については、ブラジャーだけに限らない話ですし、ものすごく深い内容ですので、また後日、別エントリーで記事を書きたいと思います。)
色々驚かすようなことを書きましたが、もちろん異論もあるでしょう。
異論はあっても構いません。
けれど、女性の10人に一人は乳がんになるという昨今、いい加減に下着メーカーや下着屋さんに遠慮して、特定の意見をタブー視するようなことはやめるべきです。
ブラジャーが危険だという説も、安全だという説も、活発に議論されて、より良い下着が開発されるなら、それが一番良いに決まっているからです。
いつか論争がどちらかに決着して、結論が出るかもしれませんが、結論が出るまでは、ブラジャーの害などと訴えてもエセ科学と言われるでしょう。
例えば話題の水素水も、数々の効果の報告は上がっているものの、科学的には証明できないという段階です。
でも、証明されるまで待っているのでは遅いのです。
その間にも、ブラジャーの害によって病気を発症している人がどんどん増えていく(かもしれない)現状で、私はやはり、論争が決着する前から「ブラジャーには害がある」という警鐘を鳴らしていきたいと思います。
研究結果を待つよりも、自分の感覚を信じる
私自身は、上記のような専門的な知識を持つ以前から、ブラジャーが嫌いでした。
どんなに緩くて締め付けないブラジャーであっても、どうしても疲れるのです。
肩や背中がこりますし、胸が広がらず、呼吸がしづらく、上半身全体が窮屈で、圧迫される感じが気持ち悪く不快ですし、とにかく一日中着けている日は疲労感が著しいです。
「そんなに気にならないけどなあ」「神経質すぎるんじゃない?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
(実際私も若い頃はあまり気にならず、寝る時も含め一日中着けていました)
でもそんな皆さんも、ブラジャーを外した時に、多少なりとも開放感がありませんか?
一日付けていたコンタクトレンズを外した時のような、足に合わない靴で一日歩いた後に靴を脱いだ時のような、ずっとつけていたネイルをはがした時のような開放感。
開放感があるということは、感覚がマヒしているだけで、実際にはブラジャー着用時に自分でも気づかない(ようにしている)不快感や苦痛があるはずなのです。
そうした開放感=気持ち良さは、身体からの声です。
身体からの声には、なるべく耳を傾けましょう。
自分で思っている以上に、実はブラジャーを着けていることの不快感にマヒしている人は多いのです。
着用時に不快感があり、外した時に開放感があるということは、身体が「ブラジャーをしないでほしい」と声を上げているということです。
私は科学的に証明されることよりも、その自分の身体の感覚のほうを重視するべきだと思っています。
具体的にどうすればいいか
でも現実問題として、ブラジャーを着けずに外出することは、それはそれで非常に問題ですし、私もさすがにノーブラでの外出が出来るほどの悟りは開いていません。。
私自身、高級品からおばちゃんブラ、スポーツタイプやユニクロなど、これまで様々なブラジャーを試しましたが満足できず、ブラジャージプシー歴は長いです。
いっそ自分で作れないかなあと(裁縫が趣味なので)、理想のブラジャーを自作できないものかと夢想したりもしていますが、
とにかく、私自身もブラジャー問題の悩みは尽きず、試行錯誤中です。
そのため、残念ながら、「こうすると良いですよ!」と皆さんに胸を張って紹介できる方法は見つけ出せずにいます。
ただ、せめてお伝えしたいのは、
・脇下のリンパ節に負担をかけることによる乳がんのリスクを避けるため、ワイヤー入りのものは極力使わないこと(ワイヤー入りしか持っていないという方は、捨てるのはもったいないので、ワイヤーを取り出して使用しましょう)
・寄せ上げ機能などバストを圧迫したり変形させたりするものは使わないこと(どうしても使いたい場合は、ここぞというオシャレをしたい時だけにしましょう)
・最低でも寝る時は外すこと(授乳中の方は夜も外せませんが、出来る限り締め付けが緩く、バストを圧迫しないものを選びましょう)
などは皆さんにもすぐに始められると思います。
バストが垂れると脅して夜寝る時にもブラジャーを付けるよう勧めるナイトブラなるものがありますが、ブラジャーをしないこととバストが垂れることは(ものすごい巨乳の方以外)関係ありません。
上記⑤にも書きましたように、そもそも日中も、ブラジャーをするとバストの靭帯が鍛えられないので、むしろ垂れるという報告さえあるくらいです。
最低でもせめて寝る時くらいは外しましょう。
今日はちょっと赤裸々な話だったので、不快に思われた方は申し訳ありません。
下着の話なんか書いていいかなあと思いつつも、でもやっぱり危険に気付いた人から警鐘を鳴らしていかなければならないと信じて、掲載したいと思います。
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